【スマホで始める終活】エンディングノートが書ける無料のおすすめアプリ5選

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身の回りのことを整理して、安心して人生を終える準備をする「終活」。

最近では、その取り組みを、スマホで気軽に始める人が増えています。

中でも、多くの人が「エンディングノート」に注目しています。

エンディングノートとは、自分の想いや大切な情報を記録し、家族や身近な人に伝えるためのノートです。

かつては紙で書くのが一般的でしたが、今はアプリを使ってスマホで管理するスタイルが主流になりつつあります。

この記事では、スマホでエンディングノートが書ける無料の終活アプリ5選をご紹介します。

「何を書けばいいかわからない」「続けられるか不安」そんな方でも、気軽に始められるツールを厳選しました。

ぜひ、終活の第一歩の参考に役立ててください。

目次

アプリでエンディングノートを書くメリット・デメリット

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エンディングノートは、人生の最終章を見つめ、想いや情報を大切な人に伝えるためのツールです。

最近では、紙ではなくスマートフォンやタブレットを使って記録する人も増えてきました。

特に、アプリを使えば外出先でも手軽に書き加えられ、写真や動画も一緒に残せるなど、多くの利点があります。

一方で、アプリならではの注意点もあります。

ここでは、アプリでエンディングノートを書くことのメリットとデメリットを確認していきましょう。

アプリでエンディングノートを書く6つのメリット

エンディングノートは紙で書く方法が主流でしたが、最近ではアプリを活用してスマートフォンやタブレットで管理する人が増えています。

デジタルでの記録には、紙にはない多くのメリットがあります。

初期費用をかけずに気軽に始められる

エンディングノートをアプリで書くメリットとしてまず挙げられるのは、初期費用がかからないことです。

従来の紙媒体であれば安くとも数百円はかかり、中には1,000円以上かかることもあります。

「続けられるか分からない」という方は、まずは無料のアプリでエンディングノートを書いてみてはいかがでしょうか。

いつでもどこでも書ける手軽さ

スマホさえあれば、ちょっとした空き時間に記入できるのが最大の魅力。

エンディングノートに限らず、何かを書くときにいざ書こうとしたら「何をかけばよいのだろう」と悩んだ経験をしたことがあるでしょう。

そこでアプリであれば、思い出したときにすぐメモでき、無理なく続けられます。

簡単に修正・追加ができる

終活の中で考え方が変わることはよくあります。

アプリなら1度書いた内容の修正や加筆も簡単で、情報を探し回ったり書き直したりする手間がかかりません。

写真や動画の記録も可能

エンディングノートとは、遺言書とは違い決まった形式がありません。

そのため、家族に動画や音声でメッセージを残したり、大切な思い出の写真を残しておいたりすることも可能です。

紙のノートだとテキスト中心になりがちですが、アプリならスマホのカメラで写真や動画をその場で取り込み、記録に残すことができます。

自身の死後に行う手続きに必要な事項を残しておくのではなく、家族への感謝や楽しかった出来事などを伝える、オリジナルのエンディングノートを作ってみてはいかがでしょうか。

紛失や劣化の心配が少ない

紙は劣化したり、紛失したりするリスクがありますが、スマホ内やクラウド上に保存しておけば長期的に安全に保管できます。

せっかく時間をかけて丁寧に書いたとしても、読むことができなくなってしまっては意味がありません。

家族にしっかりと想いを伝えるためにも、情報がしっかりと保存できる電子媒体で残しておくとよいでしょう。

アプリでエンディングノートを書く5つのデメリット

スマホでエンディングノートを作ることには多くの利点がありますが、一方で気をつけておきたいポイントもいくつか存在します。

ここでは代表的な懸念点を紹介します。

サービス終了のリスクがある

利用しているアプリが、数年後にも同じように提供されているとは限りません。

運営企業の事情や経営方針の変更によって、予告なくサービスが終了することも考えられます。長期的に記録を残すつもりなら、定期的にデータを見直したり、必要に応じて別の方法に切り替える準備をしておくと安心です。

一部の機能に課金が必要なことも

最初は「無料」と表示されていても、便利な機能や保存容量の拡張には料金がかかるケースがあります。

使い始めは無料の範囲で試しながら、自分に合った使い方を見極めたうえで、有料プランを検討するとよいでしょう。

デバイスの故障によるデータ損失の可能性

スマートフォンが故障したり、水没・紛失した場合、アプリ内のデータが消えてしまうことがあります。バックアップ機能がある場合は定期的に保存しておき、できればクラウドと連携するなど、複数の場所に情報を保管しておくのが理想です。

入力項目の自由度が限られる場合がある

アプリによっては、入力項目やレイアウトがあらかじめ決められており、自分の希望に沿った形式で記録しづらいことがあります。たとえば、「この項目を追加したい」「別の並び順にしたい」と思っても、柔軟に対応できないケースもあるため、利用前にどの程度カスタマイズできるか確認しておくとよいでしょう。

広告が表示される場合もある

無料アプリでは、操作画面の一部に広告が出ることがあります。誤ってタップしてしまったり、表示スペースが狭くなったりして、操作性に影響が出ることも。使いやすさを重視する場合は、広告の有無も選定のポイントになります。

【無料】エンディングノートにおすすめの終活アプリ5選

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ここでは、スマートフォンで使える無料のエンディングノートアプリを5つご紹介します。いずれも使いやすさに配慮されており、初めて終活に取り組む方にもおすすめです。

アプリ名特徴
わが家ノート伝えたいタイミングまで設定でき、見守りや健康管理もできる多機能型の終活ツール
わたしの未来ー終活準備ノート終活の基礎から実践までをサポートする、初心者に寄り添う設計
みんなのエンディングノートWebと連携してパソコンからも確認・編集できる安心の仕組み
そなサポ万が一のときに自動通知される設計で、見守りと資産管理を両立
つながるノート家族と協力して内容を整理・共有できるコミュニケーション重視のノートサービス

※2025年5月現在

わが家ノート(三菱UFJ信託銀行公式)

三菱UFJ信託銀行が提供しているアプリで、エンディングノート機能の他、健康管理や見守り機能も搭載されています。

三菱UFJ信託銀行の口座がなくても利用可能です。

記録できる項目は全部で16項目あり、幅広い入力項目が決められているので、自身が入力しやすい項目から気軽に記録することができます。

また、家族の誰にどのタイミングで伝えたいかを設定できるのが「わが家ノート」の特徴です。

わたしの未来ー終活準備ノート

カラダノートが提供しているアプリで、相続や遺言といった終活に関する情報も豊富です。

健康管理アプリと連携できる機能もあります。

基礎知識を学ぶことができるため、終活を始めたばかりの方に特におすすめです。

みんなのエンディングノート

「みんなのエンディングノート」は、Webサービス「終活ライフ」と連携しており、アプリで入力した内容は自動的にウェブ上にも保存されます。

そのため、パソコンからでもエンディングノートの確認や編集ができ、万が一スマホに不具合があってもデータが失われる心配が少ないのが魅力です。

そなサポ

「そなサポ」は、資産情報の共有と動画メッセージの作成を中心とした無料の終活アプリです。

特に注目すべきは、定期的な健康確認の仕組み。

3週間以上、利用者の健康状態が確認できない場合 、サポートセンターから安否確認の連絡が入ります。万が一連絡が取れない場合には、事前に指定しておいた継承者へ資産情報が自動的にメールで通知される設計になっています。

つなぐノート

大切な情報を整理し、家族に伝えたいことを記録できるアプリです。

資産やデジタル遺産など、人生の大切な情報をまとめられます。

ID・パスワードの管理機能に加え、家族のノートにコメントを付けてページの作成依頼や質問をすることができます。

まずはアプリでエンディングノートを書くところから始めよう

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終活というと、重くて難しそうなイメージを持つかもしれませんが、アプリを使えば、もっと身近に・もっと手軽に取り組むことができます。

紙に書くよりも柔軟に編集でき、写真や動画も残せるのは、デジタルならではの魅力です。

エンディングノートは、自分の思いや希望を“今”のかたちで残しておくもの。大切なのは完璧に仕上げることではなく、少しずつでも書き始めることです。

まずは気になったアプリをひとつ試してみて、自分に合うスタイルで始めてみませんか?

これからの自分、そして大切な人たちのために、「デジタル終活」の一歩を踏み出してみましょう。

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