遺族による故人のスマートフォンロック解除に関する調査のプレスリリースを配信しました

Press 250326

株式会社GOODREIは、デジタル遺産相続の実態を把握するため、遺族による故人のスマートフォンロック解除に関する調査を行いました。

詳細な調査結果は、プレスリリース全文をご覧ください。

調査の背景

スマートフォンやクラウドサービスの普及により、個人の重要なデータや思い出は、従来の物理的な遺品とは異なる形で保管されるようになりました。
しかし、適切な引き継ぎがなされないケースも多く、遺族が大切な写真や連絡先、財産管理情報へアクセスできない事態が増加しています。

調査結果

過去5年以内に親族を亡くした3,767人を対象とした調査で、12%の遺族が故人のスマートフォンのロック解除を試みたと回答しました。
ロック解除を試みた遺族の年齢構成を見ると、40代が26%と最も多く、これは、親世代が亡くなるケースが多く、かつITリテラシーも比較的高い40代が、ロック解除に積極的に取り組む傾向があることを示唆しています。

なお、年代別に見ると「ロック解除を試みた割合」自体は20代(26%)が最も高いものの、親族が亡くなるケースが他の年代より少ないため、試行者全体の中での構成比では下位(15%)となっています。

ロック解除を試みなかった理由:「故人がスマホ未所有」「必要なかった」が多数

ロック解除を試みなかった遺族に理由を尋ねたところ、「故人がスマートフォンを持っていなかった」(51%)と「ロック解除の必要がなかった」がほぼ同数で最多となりました。

今後の展望:スマホ利用世代の高齢化で、ロック解除の必要性は急増へ

現状ではロック解除を試みた遺族は12%と少数派ですが、試みなかった理由の半数以上が「故人がスマートフォンを持っていなかった」ことでした。
同調査では60代のスマートフォン未利用率は18.8%まで低下します。
現在スマートフォンを使いこなしている世代が今後亡くなっていく中で、遺族が故人のスマートフォンのロック解除を必要とする場面は、現在より大幅に増加すると予測されます。

この調査の詳細については、株式会社GOODREIのプレスリリースをご確認ください。

■本件に関するお問い合わせ
株式会社GOODREI 広報担当
メール:news@goodrei.tokyo

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