【暗号資産追跡、新時代へ】暗号資産追跡ツール「PangoLink(パンゴリンク)」に関するプレスリリースを配信いたしました

Press 250723

株式会社GOODREIは、暗号資産追跡ツール「PangoLink(パンゴリンク)」の性能検証を実施しました。

詳細は、プレスリリース全文をご覧ください。

目次

仮想通貨追跡ニーズの高まりと検証の背景

Press 250722

近年、ビットコインやイーサリアムなどの暗号資産(仮想通貨)は、投資や送金手段として急速に普及。その一方で、不正アクセスや詐欺による資産流出事件も増加しており、被害の深刻化が社会問題となっています。膨大なトランザクションの中から不正な資金移動を特定する作業には高度な専門知識と多大な時間が必要でした。
とりわけ、複数のウォレットを経由して分散・洗浄されるケースでは、追跡は極めて困難になります。

こうした課題を背景に、より迅速かつ直感的に暗号資産の流れを可視化できる追跡ツールへの関心が高まっています。調査機関や企業のインシデント対応部門にとっては、不正送金の**「早期発見・早期対応」が被害拡大を防ぐ鍵**となるためです。
今回の検証では、実際の仮想通貨流出案件を題材に資金移動経路の追跡を実施。その際、従来手法である手動追跡と、PangoLinkを用いた追跡を比較しました。

関連取引の抽出

被害アドレスの取引履歴を取得し、被害発生時刻に近く、金額の大きい取引を「関連性の高い取引」として抽出します。

手動追跡の場合: フィルタリング機能がない一般的なブロックチェーンエクスプローラーを使用し、取引一覧を目視で確認しながら、該当する取引を特定しました。

PangoLinkの場合: 日時と金額を指定して、効率的に取引をフィルタリング・抽出しました。

抽出した取引の可視化

抽出した関連取引を、後続の調査のために分かりやすい形式で整理します。

PangoLinkの場合: クリック操作のみで、取引の関連性がグラフとして自動的に表示されました。

手動追跡の場合: 表計算ソフトにデータを記録しました。

重要アドレスの選定と追跡継続

抽出された取引に関連するアドレスの中から、さらに深掘りして追跡すべき「重要と思われるアドレス」を一つ選定します。選定後、そのアドレスに対して再び上記の「関連取引の抽出」のステップを適用し、調査サイクルを繰り返します。 

検証項目と結果

Press 250722 2

本検証の結果、PangoLinkは従来の手動追跡に比べ、調査プロセス全体で約70%、特に調査の核心となる資金の流れの可視化において、作業時間を約74%も短縮できることが実証されました。

これにより、実際の調査現場において、初動対応の迅速化や調査リソースの効率的な活用に貢献できると期待されます。

PangoLink(パンゴリンク)について

PangoLinkは、Blockchain Security社が開発した、暗号資産の追跡・分析に特化したフォレンジック調査ツールです。

詳細については、株式会社GOODREIのプレスリリースをご確認ください。

■本件に関するお問い合わせ
株式会社GOODREI 広報担当
メール:news@goodrei.tokyo

目次